...二三度こっくりとうなずいた...
有島武郎 「或る女」
...こっくりこっくり居眠(いねむ)りをはじめた...
海野十三 「恐竜島」
...ふたりの団員が食堂にのこり、見はりの順番がくるのを待ちながら話しをしていたのですが、ふたりとも、いつのまにか、こっくり、こっくりと、いねむりをはじめていたのです...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...こっくりして領いた...
田中英光 「オリンポスの果実」
...内気(うちき)な早苗はあかい顔をしてこっくりした...
壺井栄 「二十四の瞳」
...ユリコはこのごろたくさんあるから」松江はこっくりうなずいて...
壺井栄 「二十四の瞳」
...早苗はこっくりしてだまって笑った...
壺井栄 「二十四の瞳」
...こっくりうなずいて見せると...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...こっくりこっくりするので...
新美南吉 「飴だま」
...こっくりこっくりねむりはじめました...
新美南吉 「飴だま」
...こっくりこっくりやっております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...度外(どはず)れた時分にちょいと首を傾(かし)げて挨拶とお詫(わび)とをかねたこっくりをした...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...ロンドンへ行く」メアリ・グローバが賛成してこっくり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...親父はこっくり行き着いたのだ...
森鴎外 「里芋の芽と不動の目」
...三月には目見医にあげられると云われましたね」「はい」とまさをはこっくりをした...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...だって」「はい」とあだこはこっくりをした...
山本周五郎 「あだこ」
...やがて眼をつむらずこっくりもせず居眠りができるようになった...
山本周五郎 「季節のない街」
...こっくりと一つ頷くと...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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