...こっくりこっくりと...
海野十三 「火星兵団」
...ふたりの団員が食堂にのこり、見はりの順番がくるのを待ちながら話しをしていたのですが、ふたりとも、いつのまにか、こっくり、こっくりと、いねむりをはじめていたのです...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...こっくりをはじめました...
高山毅 「福沢諭吉」
...ひそかにこっくり首肯して...
太宰治 「愛と美について」
...子供がこっくりこっくりをするような身振りで可愛(かわい)く通信してみせて...
太宰治 「パンドラの匣」
...こっくりと舌の上に溶けて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...蟹(かに)をたたきつけたように」マスノのうすいくちびるから出たことばにおどろき、だんだん大きく目をみひらいた先生は、顔色さえも少しかえて、「まあ、ソンキさん、うちの人たち、けがしなかったの?」見まわすと、ソンキの岡田磯吉(おかだいそきち)は、びっくりしたのがまださめないようなようすで、こっくりをした...
壺井栄 「二十四の瞳」
...早苗はこっくりしてだまって笑った...
壺井栄 「二十四の瞳」
...こっくりこっくりするので...
新美南吉 「飴だま」
...そのあとで狐狗狸(こっくり)さんが来た...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...私はウィルフレッド・ボーンと申します」藩王がこっくり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...叔父が黄金薔薇をよく話していたのは覚えているでしょう」ウォードがこっくりうなずいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...だって」「はい」とあだこはこっくりをした...
山本周五郎 「あだこ」
...といってこっくりをするんだが...
山本周五郎 「季節のない街」
...いいね」あやはきまじめな顔でこっくりをした...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...こっくりさまのお灸へ通ったんら」「なんのためにさ」おちづが云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...――こっくりさまのお灸へ五十日も通ったんですって...
山本周五郎 「風流太平記」
...こっくりと一つ頷いたきりであった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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