...しんとした森にこだましたが...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...そのこだまのように...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...山並みの木霊(こだま)が答えた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...騙りめ』と仰言った御奉行様のあのお声が江戸中の人々の口からこだまして響いて来るのでございます...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...森林中を鳴らす谺(こだま)...
火野葦平 「花と龍」
...がらんとした洞窟の中にこだまして...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...流れて永遠(とわ)に閃(ひらめ)きつつ「こだま」の一群(ひとむれ)来たりぬそがたのしき務(つとめ)はただいとも妙(たえ)なる声をもて歌いたたえるのみなりき...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...こだまする往来を通って...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...わたしたち女性の生活に文化という言葉はどんなひびきをもってこだまするだろう...
宮本百合子 「偽りのない文化を」
...木精(こだま)か...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...静かな読経(どくきやう)の声が洞窟の奥に谺(こだま)する微風(そよかぜ)の様に吹いて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...児玉党(こだまとう)などのいわゆる武蔵武士の某(なにがし)とよぶ武将が床几(しょうぎ)にしたかとも思われるこの石...
吉川英治 「江戸三国志」
...不意に木魂(こだま)した自斎の気当...
吉川英治 「剣難女難」
...辺りの林に木魂(こだま)して...
吉川英治 「三国志」
...天王山の一面に烈しい銃声が谺(こだま)し出した...
吉川英治 「新書太閤記」
...谺(こだま)のほかの答えはしなかった...
吉川英治 「親鸞」
...空洞の木霊(こだま)がグワンと(おれは...
吉川英治 「平の将門」
...木魂(こだま)を呼びたてる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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