...そのこだまのように...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...あれは、こだまだよ...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...………第二こだまデ午後二時三十分出発...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...昨日午後三時二分京都発第二こだまニ乗ル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...反響(こだま)を起こして呼ばわり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...島じゅうを木づたい鳴きかわす鳥のなかでひよどりの声がことによく谺(こだま)にひびく...
中勘助 「島守」
...応と答えるこだまはなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...時にはどこか丁々(とうとう)の音もこだまする...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...耳の中では不吉なヴォートランの言葉がたった今までこだましていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...――貝殻の音があたりの梢に陰々とこだまして...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...そこの谷々に谺響(こだま)しています...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...澄んだ空気の中にその声はこだまして長く尾を曳き...
矢田津世子 「茶粥の記」
...さわやかな風が街路樹の梢をかるくこだまさせて渡って行った風景...
山川方夫 「演技の果て」
...あんこだまと魚煎餅を喰べ...
山本周五郎 「青べか物語」
...岩の砕ける音がこだまして聞え...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...山ふところへ谺(こだま)した...
吉川英治 「新書太閤記」
...谺(こだま)になって返ってきた...
吉川英治 「親鸞」
...スマ子女史のわらい声がこだまする...
吉行エイスケ 「職業婦人気質」
便利!手書き漢字入力検索