...それこそ泥沼に落ちたも同じことよ...
石川三四郎 「浪」
...掏摸やこそ泥や普通の強盗などを軽蔑して...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...こそ泥や強盗はありえないと信じている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ここは詐欺と掏摸(すり)とこそ泥が組織的に横行する権利のある競馬場だからだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...(こそ泥なら?――侍を呼び立てて...
直木三十五 「南国太平記」
...いない筈だ――こそ泥であろう...
直木三十五 「南国太平記」
...こそ泥くらいならば...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...親分さん、あの玄々斎という奴は悪い人間で、巾着切(きんちゃくき)り上がりの弟子の滝松というのを使って、近所でかっ払い、こそ泥、誘拐(かどわかし)を働かせ、その盗(と)った物やさらった子供を隠しておいて、人相や占いの客が来ると、その場所を言い当ててやるのだそうでございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夜中にこそ泥に入って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...手前達こそ泥棒を働いてゐるんだ...
牧野信一 「武者窓日記」
...こそ泥と間違えて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...(私の頭は何という依估地頭だ!)こそこそ泥棒も滅多にはなかったのに――...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
...かえって相手の槍こそ泥舟の胸いたへ真一文字に来ていたのである...
吉川英治 「剣の四君子」
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