...こそばゆい毒消しだ...
太宰治 「逆行」
...こそばゆい毒消しだ...
太宰治 「逆行」
...もっともっと、頑張らなければなりません、という言葉が、三田君ご自身に就いて言っているのであろうが、また、私の事を言っているようにも感ぜられて、こそばゆい...
太宰治 「散華」
...時々いかにもこそばゆいという風に身悶(みもだ)えしてキャッキャッと笑い興じていました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...新吉はこそばゆいような気がした...
徳田秋声 「新世帯」
...笹村もこそばゆいような体を前へ乗り出して見下した...
徳田秋声 「黴」
...やはりひどくこそばゆい...
外村繁 「澪標」
...おが屑をふつくらと両手にすくつてこぼすと指の叉のこそばゆいのも嬉しい...
中勘助 「銀の匙」
...七兵衛がこそばゆい心地...
中里介山 「大菩薩峠」
...またこそばゆい感じもする...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...ありがたいようではなはだこそばゆいものである...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...こそばゆい感じのした後(あと)で...
夏目漱石 「明暗」
...同時にこそばゆい華やかさでもあった...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...こそばゆいものが上ったり下ったりしはじめる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...肩のあたりにこそばゆい思をしながら...
水野仙子 「夜の浪」
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