...こそこそと床上をはい...
海野十三 「太平洋魔城」
...こそこそと去ると...
海野十三 「地軸作戦」
...こそこそとどこかへ立ち去ろうとしたが...
江戸川乱歩 「影男」
...自分のことが問題になり出した頃(ころ)こそこそと庭へ下りて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...とにかくこそこそと何かを致したくはありません...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...」皆こそこそと布団の中にもぐり込んだ...
豊島与志雄 「春」
...こそこそと表の締りをしなければならなかった...
豊島与志雄 「理想の女」
...このきたない大将の負けやうを今更 とんだ者に加勢した といふ顔つきで眺めてた雑兵ばらはそろそろ自分たちの身がけんのんになつてきたのをみて「おら知らねえと」とてんでにいひながらこそこそと帰つていつた...
中勘助 「銀の匙」
...こそこそと例の遊民どもは上陸し...
中里介山 「大菩薩峠」
...図太いのでこそこそとしか音をたてない...
中原中也 「山羊の歌」
...こそこそと入って来ました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...こそこそと泥棒のように回廊の端まで来ると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...眠を貪るやうにこそこそと行火に伏した丸い背が...
水野仙子 「四十餘日」
...ほどなくみなこそこそと腰を上げて去り...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こそこそと体を跼(かが)めながら...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...こそこそと捜し出した...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...こそこそと遁げるように...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...何という静かさだ! もしこの饒舌(じょうぜつ)な流れが、婆(ばあ)さんの会合みたいに、彼一人の耳へ、べちゃくちゃ、こそこそと、きりのないお喋(しゃべ)りを聞かせさえしなければ……...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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