...この湖水(こすい)の景色(けしき)は……汝(そち)は些(ち)と気(き)に入(い)らんであろうが……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...』言(い)いも終(おわ)らずこの白衣(びゃくい)の老人(ろうじん)の姿(すがた)はスーッと湖水(こすい)の底(そこ)に幻(まぼろし)のように消(き)えて行(ゆ)きました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...わたしは四つの言葉にあきあきしましたあんまりこすいあんまり賢い言葉とあんまりありがたいあんまり真面目すぎる言葉と海の潮よりもっとにがい言葉とねぶたい愛に充ちた...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...先生は教育の立場から功利主義を皷吹(こすい)して...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...ああいう性質の人であったから無遠慮にこれを皷吹(こすい)するのである...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...新吉はこすい眼をちかちかと光らした...
田中貢太郎 「女の首」
...わるいことであるといった精神を充分鼓吹(こすい)してほしいと思う...
寺田寅彦 「研究的態度の養成」
...三の変り者が実例を示して鼓吹(こすい)したにしてもあまり流行はしそうもない...
寺田寅彦 「電車と風呂」
...その直截(ちょくせつ)的哲理を鼓吹(こすい)す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...おおぜいの人たちが湖水(こすい)のふちに集まりました...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...所が、悪貨は、良貨を駆逐すの原則通り、檀那はんは、だんだん伊勢の丁稚上りに圧倒され、丁稚は、ひたすらに勤倹力行して成功し、とうとう、その風が大阪中へ拡がって、こすいとか、厚釜(あつかま)しいとか、野暮とか、しみたれとか、いろいろの悪評を蒙るようになったが、これ、田舎者のせいだ、断じて、大阪人は、そうでは無いのである...
直木三十五 「大阪を歩く」
...単に作物の上においてのみ矛(ほこ)を逆(さかさ)まにして悪を鼓吹(こすい)し...
夏目漱石 「創作家の態度」
...田園での喜びが人の心に惹き起こすいろいろな感じの表現(エムプフィンドゥンゲン)であり...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...「キミはとても、こすいなあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...とにかく、こすい、狡猾、尊大なことなら何でもするわ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...すぐ見つけた相棒は長年こすい会計士をしていた男だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...うるさいから今殺そうと云う所だ」「なら私にそれをくれまいかネ」「たゞではやれないよ」その人はこすい目をしていひました...
槇村浩 「小犬と太郎さん」
...武士道の鼓吹者(こすいしゃ)...
森鴎外 「余興」
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