...すぎこし方のことどもを夢のやうに思ひめぐらいて居つたれば...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...すこし方向をかえてみる...
海野十三 「暗号の役割」
...ふと聞く雨や風の声宵闇の窓にたゝずみて屋根の海原並木の雲町の火影(ほかげ)をのぞみ見て過ぎこし方の思出ひそかに耽る物おもひ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...すぎこし方(かた)が思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人はこし方(かた)とゆく末を話し合って...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぼんやりとこし方(かた)をながめながら立っていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...こし方(かた)や行く末のことを考えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...今も、その官能的な鄙歌(ひなうた)を叱りつけてから、ゾッとその寒さを心頭から感じて、あわてて枕もとの風呂敷を取って、その頭からかぶせてしまい、そうして道庵並みに軽い旅情というようなものに動かされて、こし方(かた)、行く末というようなものが上(うわ)っ面(つら)へのぼって来たところであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...こし方(かた)の道の思い出を...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分というもののこし方も...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...炭のおこし方くらい誰れだって知っているなどと...
羽仁もと子 「女中訓」
...火のおこし方とか...
原民喜 「忘れがたみ」
...十日で駈け出しました」云々と孝助にこし方を語らせている...
正岡容 「我が圓朝研究」
...富裕とはいえないまでも不自由ということを知らなかったこし方に比べれば...
山本周五郎 「日本婦道記」
...昭和十三年或る日こし方を書き綴れよと...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...過ぎこし方のおはなしやら...
吉川英治 「新書太閤記」
...「やっ?」すこし方角が違ったので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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