...早く何とかしてこしらえて来てくろ...
犬田卯 「おびとき」
...鉄でこしらえたロボットが...
海野十三 「火星兵団」
...美しい若い男は次から次へと女をこしらえては...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...とうとう御殿の中につり天じょうをこしらえて待ち受けております...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...立ち並んだ石碑は月の下に不思議なものの影をこしらえていた...
田中貢太郎 「狐の手帳」
...こんな事に使(つか)お思て揃いの着物こしらえたん違うのんに...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...ただ「煙」をこしらえてそれを吸うという芸当だけは全く人間だけに限るようである...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...ただ一瞥(べつ)……その他のことは想像でこしらえ出せるのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天才をもって插楽劇(メロドラマ)を実際にこしらえてはいるけれど...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...愛の対象を一つこしらえ出さずにはいられなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...夜分に弾薬をこしらえてるんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悪人をいい男にこしらえては...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か飛車(とびぐるま)をこしらえることに夢中になってるというじゃないか」「うん」「で...
中里介山 「大菩薩峠」
...せっかく金椎さんが丹精して皆さんに旨(うま)く食べさせようとしてこしらえたお料理やお饅頭を...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちゃんと人間の住居(すまい)がこしらえてある...
中里介山 「大菩薩峠」
...本のこしらえとしてもチャンとしたの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いろいろこしらえて待っていてくれますと...
柳田国男 「海上の道」
...特に清い火をこしらえて翌朝の神供(じんく)を調える料(りょう)にいけて置き...
柳田国男 「木綿以前の事」
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