...何か気の済(す)む心地(ここち)にて寝る...
石川啄木 「悲しき玩具」
...生きたここちもありません...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...二十面相はさも心地(ここち)よげに...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...醉ひしれてまどろむここち...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...ちちはおしずのおもいがけない言葉をききましてゆめのようなここちがしたのでござります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...この土地に居つきたい心地(ここち)もする...
中里介山 「大菩薩峠」
...おのずから酔った心地(ここち)である...
夏目漱石 「三四郎」
...そのまま石とともにすっと空中に昇(のぼ)り行く心地(ここち)したり...
柳田国男 「遠野物語」
...○得たるもの忽にして擲つは財宝すらもここちよしまして...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...無碍(むげ)に笑えないここちがして...
吉川英治 「三国志」
...竹童がもどって見えた」咲耶子(さくやこ)はよみがえったような心地(ここち)で...
吉川英治 「神州天馬侠」
...光栄なここちがした...
吉川英治 「新書太閤記」
...眼に見ているここちがした...
吉川英治 「新書太閤記」
...嘘のようなここちもするのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...いま眼(ま)のあたり知ったここちがした...
吉川英治 「新書太閤記」
...もうわが家へ帰ったようなここちがする...
吉川英治 「新書太閤記」
...黄瀬川の宿で初めて会った時とは正反対な兄を見るここちがした...
吉川英治 「源頼朝」
...果てもないここちがする...
吉川英治 「宮本武蔵」
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