...一面好々爺(こうこうや)でもあった...
海野十三 「海底大陸」
...煌々(こうこう)と点火したのであった...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...煌々(こうこう)と輝いて金貨散らばる洞窟(どうくつ)の隅から隅までを照らし...
海野十三 「恐怖の口笛」
...こうこうと物語りしに...
関根黙庵 「枯尾花」
...真赤な瓜(うり)を割いたような綺羅子の可愛い口腔(こうこう)の中に...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...私があの時経験した恍惚(こうこつ)とした心持は...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...恍惚(こうこつ)として身を震わしながら声高に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジャン・ヴァルジャンはその花の上の小さな指先に見とれて恍惚(こうこつ)となり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なおコゼットをながめて恍惚(こうこつ)たることができた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...或る恍惚(こうこつ)たるものが心を掠(かす)めたように思った...
中島敦 「光と風と夢」
...青銅器(せいどうき)及(およ)び鐵器(てつき)の三(みつ)つの時代(じだい)によつて考古博物館(こうこはくぶつかん)は...
濱田青陵 「博物館」
...斯ういう順序で私の想像で堕落する病(やまい)は益(ますます)膏肓(こうこう)に入(い)って...
二葉亭四迷 「平凡」
...明かりが煌々(こうこう)とついていれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...あらゆる恍惚(こうこつ)をうばい去ることによって? かれは粗悪なものを製作したわけではない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...仰せはこうこうと書いて差し上げるのも失礼ですし」と言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...或る時はここはこうこうな処である……と描写して直感的に観客を首肯させる...
夢野久作 「能とは何か」
...恍惚(こうこつ)としていたその客も...
吉川英治 「新書太閤記」
...花項虎(かこうこ)の旺(きょうおう)などという猛者(もさ)もいて...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索