...剣突(けんつく)を喰わしたんだが...
泉鏡花 「婦系図」
...帆村に剣突(けんつく)をくわせた...
海野十三 「蠅男」
...ゴタ/\通る百姓が荷馬車にけんつくを食はして行く馬は前足を二本合はして縛られた綱を無器用にゆるめ解かうとして居る...
千家元麿 「自分は見た」
...さっき宣伝部の奴に剣突(けんつく)を食わされちゃった...
高見順 「如何なる星の下に」
...時おり権突(けんつく)を食わせられる度に...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...彼は好んで斯様な都の客にブッキラ棒の剣突(けんつく)を喰(く)わした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...けんつくを食(くは)した上田といふ料理番にも...
永井荷風 「羊羹」
...とひどく剣突(けんつく)を食(くら)った事がある...
夏目漱石 「坑夫」
...正式に横になっても剣突(けんつく)を食う恐れはあるまいと思って...
夏目漱石 「坑夫」
...あぶねえ」と拳突(けんつく)を喰(く)わされても黙っておらねばならん...
夏目漱石 「野分」
...御三の険突(けんつく)を食って気分が勝(すぐ)れん時は必ずこの異性の朋友(ほうゆう)の許(もと)を訪問していろいろな話をする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ちょっと八っちゃんに剣突(けんつく)を食わせれば何の苦もなく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...組頭に剣突(けんつく)を食わされたり...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...考(かんが)へる權利(けんり)があつてよ』と愛(あい)ちやんが劍突(けんつく)を啗(く)はせました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...」「そんなら頭からけんつくなんぞを食わせないが好い...
森鴎外 「かのように」
...鼾岩(いびきいわ)が貧乏山にけんつくを食せても...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...いかに横柄に彼に剣突(けんつく)を食らわしているか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな馬鹿の相手になってはいられない」と剣突(けんつく)を喰(くら)わして行ったものもあった...
夢野久作 「白髪小僧」
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