...欲張りもけちんぼうも年寄りも病人もこのころばかりは晴れ晴れとなって子どものようになりますので...
有島武郎 「燕と王子」
...無精たらしくてけちんぼで...
武田麟太郎 「一の酉」
...けちんぼのあなたの事ですから...
太宰治 「新釈諸国噺」
...けちんぼときている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...キーエフの町人!居候(いそろう)!トレープレフ けちんぼ!アルカージナ 宿なし!トレープレフ腰をおろして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...そして背の低いけちんぼうの四郎次の阿母(おふくろ)は...
徳永直 「あまり者」
...ところが世の人から少しも爪はじきされないけちんぼがたくさんいる...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...それがけちんぼとは知られていないから...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...そのけちんぼとは学者である...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...この家の主人はずうずうしい恥知らずのけちんぼなりと謗(そし)る人もあれば...
新渡戸稲造 「自警録」
...けちんぼうだとの評判でしたが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ある金持の吝嗇家(けちんぼ)が...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...立ち止まって二本の前足をこのけちんぼうなお客のかくしに当てて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...気前よくまたけちんぼの...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...夜になって高梨の為に「吝嗇坊(けちんぼう)と鬼」と云う童話を書いた...
山本周五郎 「青べか日記」
...とけちんぼの波木井老人が云った...
山本周五郎 「季節のない街」
...あんなけちんぼは...
横光利一 「南北」
...けちんぼにならざるを得ぬ崇高なものをここに見ぬ限り...
横光利一 「夜の靴」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??