...「これはけしからぬ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...これはけしからぬときっと不満に思うに違いない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...また皇子さまのお傍には蘇我馬子といふけしからぬ大臣が居られたやうに...
太宰治 「右大臣実朝」
...けしからぬ事を私に囁(ささや)く...
太宰治 「黄村先生言行録」
...いつもお傍(そば)ちかく侍(はべ)って若殿にけしからぬ事を御指南申したりして...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ポローニヤスのような親から、よくもあんな器量よしが生れたものだと、けしからぬ、が、まあいい、そんな噂(うわさ)さえ、わしは聞いている...
太宰治 「新ハムレット」
...けしからぬ...
太宰治 「新ハムレット」
...けしからぬ写真や絵を売って歩いた事もございました...
太宰治 「男女同権」
...といふ私のけしからぬ俗な念願は...
太宰治 「津軽」
...たとえばド・ヴァレーズ伯爵がけしからぬ犯行の現場から下着のままで街頭に飛び出し...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...この監視人たちがけしからぬやつらで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...老いぼれとはけしからぬ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...けしからぬことならずや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...それはけしからぬことであるといふことになり...
水野仙子 「女」
...良人(おっと)のあることなどは問題でなく恋は成り立つに違いないとこんなけしからぬことも源氏は思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恋歌はけしからぬ不行儀のものになったのだが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...『残齢記』の方では彼奴(きゃつ)はけしからぬ男だ...
柳田国男 「雪国の春」
...けしからぬのはこのお方...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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