...日本国中には将軍殿下(しょうぐんでんか)の御領地(ごりょうち)も少からざることならん...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...無言でぐん/\まづい酒をあふつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あと口をつぐんだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...ふたたびぐんぐんと廻りはじめた...
海野十三 「超人間X号」
...ぼくをかつぐんじゃないだろうね...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...軍服(ぐんぷく)だらうが...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...そう云って太閤は涙ぐんだ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...涙ぐんでおられたこともございましたが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...あたゝかいねむりをめぐんでくれる...
種田山頭火 「行乞記」
...」「いえ私が漕ぐんです...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...ぐん/\進んで行って...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...不意に口をつぐんで黙ってしまう...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...ぐんぐん押(お)しすすんでいったのです...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...注文がぐんぐん減りだした...
山本周五郎 「ちゃん」
...ぐんぐんと死の陥穽(かんせい)の方へ引きずり込みつつあるのだ...
夢野久作 「暗黒公使」
...彼の足に巻きついたまま水際をぐんにゃりと離れた...
吉川英治 「銀河まつり」
...小幡景憲(こばたかげのり)の軍配(ぐんばい)ぶりとそッくりそのまま...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お察し仕ります』涙ぐんで云った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索