例文・使い方一覧でみる「ぐらい」の意味
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海野十三 「地獄の使者」
...早春（そうしゅん）ぐらいの気候だそうで...
海野十三 「月世界探険記」
...＊堀保子宛・明治四十三年九月十六日・東京監獄から夏になれば少しぐらいからだのだるくなるのは当り前のことだ...
大杉栄 「獄中消息」
...淫売ぐらいなもんなんだ」「文士の噂（うわさ）は聞いてないね」と彼は言って...
高見順 「いやな感じ」
...一寸ぐらいの深さにしといて...
高見順 「いやな感じ」
...一軒ぐらいそう云う家があってもよかろう...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...一本松ぐらい、へのかっぱじゃ」正は近ごろ櫓（ろ）がこげるようになり、それが自慢（じまん）なのであった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...径十五センチぐらいの平皿に河豚の刺肉のように並べてある...
豊島与志雄 「文学以前」
...ちょっと気の利（き）いた日傭取（ひようとり）の分ぐらいにしか当るまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...半年ぐらいでそんなに変わるわけもないでしょう」「そうね...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ものの三分ぐらいですんでしまうことなのに...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ひどいときは三日に一度ぐらいしか番のまわって来ない「すずらん」に坐っている間に編んだレースの内職を届け...
「小祝の一家」
...せいぜい兎か鴨ぐらいのもの」を想像させる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...主人も賭け試合が不面目だということぐらい知っていたと思います...
山本周五郎 「雨あがる」
...三分角（ぶかく）ぐらいの薄桃色の紙片（かみきれ）の端なんで……永いこと赤い肉の間に挟まってフヤケちゃっているんですから色合いなんかアテになりませんし...
夢の久作（夢野久作） 「人間腸詰」
...「いくら鳥なき里の蝙蝠（こうもり）でも、十万もいる中には、一匹ぐらい、手ごたえのある蝙蝠がいそうなものだな」曹操をめぐる猛将たちは、羊山の上に立って笑った...
吉川英治 「三国志」
...錠を外すぐらいな隙があいた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...今度もこの工合（ぐあい）では一月ぐらいは野宿しなくてはなるまい...
和辻哲郎 「地異印象記」
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