...カゲロウは、昼のあいだの、いろいろな楽しみのために、ぐったりと、つかれを感じました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「年とったカシワの木のさいごの夢」
...それも疲れ果てたようにぐったりと地面に横わった...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...ワニのように、水をもぐったり、およいだりできるのでしょう...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...ぐったりとなっていた...
江戸川乱歩 「影男」
...ぐったりとした吭笛(のどぶえ)のところは...
徳田秋声 「仮装人物」
...外国では今はあんまりなぐったりなんかしないようだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼の足元の地面にぐったり横たわって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...敗兵が、その中を、走り抜けようとして、倒れると「馬鹿っ」突倒したり、なぐったりした...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...……幾日も雨の訪れない息苦しさがあるとき彼をぐったりさせていた...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...ただもうぐったりしているばかり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...保羅(ぽうる)はクッションにぐったりと背をもたせかけたままひとことも口をきかない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...……いまに見てろい、どんな目を見るか! ぬすっとめ!」そういうと、急にぐったりと、卓の上へ頬杖をついて、うわごとのように、なにかぶつぶつつぶやきはじめた...
久生十蘭 「金狼」
...机(つくえ)の上にぐったりとなった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...何一つ君の心の奥底をくすぐったり突いたりするものがない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...女は私をくすぐったり...
山川方夫 「愛のごとく」
...疑ぐったりして申訳ありませんけれど...
山本周五郎 「ひとごろし」
...巧みに水へもぐったりした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もうぐったり弱まっていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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