...瘤の野郎をぐうの音も出させまいと凹ませたっち話よ...
犬田卯 「瘤」
...彼にはぐうの音も出まい!圭太も心強かった...
犬田卯 「橋の上」
...ぐうの音(ね)も出ず...
薄田泣菫 「茶話」
...ぐうの音(ね)も出ないような気もして...
太宰治 「桜桃」
...二人ともぐうの音も出ないで温和(おとな)しくしとるらしい...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...ぐうの音が出まいがね」「いや...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...ぐうの音も出まい」「まったくだ...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...ぐうの音も出せやしない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ぐうの音も出ないような身分になれるんだ...
直木三十五 「南国太平記」
...悪い細工が悪いのだ」三四郎はぐうの音(ね)も出なかった...
夏目漱石 「三四郎」
...警察は法規と威信(いしん)にかまけて思慮がたらなかったといわれてもぐうの音(ね)も出まい...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...さう言はれたときにぐうの音も出なかつた...
室生犀星 「末野女」
...泰三はぐうの音も出しおらん...
山本周五郎 「思い違い物語」
...相手の虚無僧がそれきりぐうの音も出さないので...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??