...ぐうたらな生活を送っていた...
高見順 「如何なる星の下に」
...私はぐうたらな精神を刺激され...
高見順 「如何なる星の下に」
...或はぐうたらな遊び好きの少年であつた彼が...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...こんなぐうたらな...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...十月五日機縁が熟した、ぐうたらな、でたらめな生活よ、さようならだ、昨日と今日との間には截然として一線が劃された、私の心境はおのづからとけて、すなほにあふれて、あたゝかく澄んでゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...自分のぐうたらな過去を恥ぢるばかりだつた...
種田山頭火 「其中日記」
...そこらの連中みたいにぐうたらな真似(まね)をしたり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...あなたがた夫婦のぐうたらな暮しぶりが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...信念も方向もないぐうたらな生活を送ってる昌作にとっては...
豊島与志雄 「野ざらし」
...ぐうたらな日を送って...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...ぐうたらな父でさへも...
萩原朔太郎 「宿命」
...ぐうたらな馬鹿者だと思わなければならないことになるわけだよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...ぐうたらなる生活状態の危險を思ツて慄然(ぞツ)とした...
三島霜川 「昔の女」
...ぐうたらな気ではいないわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現在梶野というぐうたらな男を相手に暮している姿...
三好十郎 「恐怖の季節」
...まったく一日中ぐうたらな生活をしていたんだよ」「一本全部空けてしまったんですか」「うん」と笑ってうなずかれる...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...「あの女の云ったことをどう思う」登は返答に困った、「――良人(おっと)を殺すと云ったことですか」「いや、云ったことの全部だ」去定はまた頭を振った、「間違いだ」と去定は云った、「富三郎だけを責めるのは間違いだ、岡野に訊いたら、彼はもうお縄になったそうだが、おそらく気の弱い、ぐうたらな人間、というだけだろう、しかも、そうなった原因の一つは六助の妻にある、十七という年で誘惑され、出奔してからは女に食わせてもらう習慣がついた、いちどのらくらして食う習慣がついてしまうと、そこからぬけだすことはひじょうに困難だし、やがては道を踏み外すことになるだろう、そういう例は幾らもあるし、彼はその哀れな一例にすぎない」登はなにか云いかけて、急に口をつぐみ、顔を赤らめた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...彼女の両親とぐうたらな男きょうだいであった...
山本周五郎 「さぶ」
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