...ぐいぐいと手もとにひきつける...
海野十三 「火星兵団」
...中からぐいぐいと手繰った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...ぐいぐい立ったまま飲んで風のように立ち去ったりなんかして...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...頭ぐるみぐいぐいと押して来た...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...何杯もぐいぐいと飲んだ...
豊島与志雄 「叔父」
...ぐいぐいと押してくる...
豊島与志雄 「古井戸」
...ぐいぐい引上げるようであった...
直木三十五 「南国太平記」
...三造は何かに追掛けられたように、あわてて、ぐいぐいと三、四杯立てつづけにあおった...
中島敦 「狼疾記」
...釣れたとぐいぐい手繰(たぐ)り寄せた...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...人さし指の横つらでぐいぐい充血した瞼(まぶた)をこすり始めた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...死人(しにん)がぐいぐいドーナルを押(お)し...
ダグラス・ハイド Douglas Hyde 館野浩美訳 「首なし」
...ぐいぐい呷(あお)って暮すあたしに...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...片膝でぐいぐいと突きながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...ぐいぐいといきおいよくかいをあやつっていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...ぐいぐい押してかいてみたいの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」針でぐいぐいと縫ひ上げたりしながら...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...光辰をぐいぐいと片隅へ圧迫していった...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...急にぐいぐい私の釣糸を引張るやつがあり...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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