...鞍(くら)をぐいぐいとひいた...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...それをぐいと引き抜いて...
太宰治 「眉山」
...如何(どう)なったのだろう? 烏山の天狗犬(てんぐいぬ)に噛(か)まれたのかも知れぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あなた方ふたりのまわりにはライラックの花や鶯(うぐいす)がいること...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二階の欄干(てすり)に黄八丈(きはちじょう)に手拭地(てぬぐいじ)の浴衣(ゆかた)をかさねた褞袍(どてら)を干した家もある...
永井荷風 「深川の唄」
...変ったといっても店の体裁(ていさい)や職人小僧の類(たぐい)...
中里介山 「大菩薩峠」
...医者の不養生でござるぞよ」ぐいぐいとやったものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...力任せにぐいと引く...
夏目漱石 「虞美人草」
...孤堂先生は胡麻塩(ごましお)交(まじ)りの髯(ひげ)をぐいと引いた」「御前が京都へ来たのは幾歳(いくつ)の時だったかな」「学校を廃(や)めてから...
夏目漱石 「虞美人草」
...ぼんやり見える橋杭(はしぐい)の下で黒く消えて行く時...
夏目漱石 「明暗」
...年とったうぐいすがしずかに鳴きましたので...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...ぐいぐいしめつけているので...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...唇だけがぐいと強く私の目を射た...
林芙美子 「新版 放浪記」
...うぐいすがやって来ました...
原民喜 「うぐいす」
...ぐいぐいと押し返した...
火野葦平 「糞尿譚」
...「ばかなこと――鶯(うぐいす)とは何を寝とぼけとるのじゃ」「でも...
本庄陸男 「石狩川」
...「蝦夷のうぐいすめは季節の去就にまよっておるのじゃ...
本庄陸男 「石狩川」
...〔『日本』明治三十一年二月二十三日〕六たび歌よみに与ふる書御書面を見るに愚意(ぐい)を誤解被致(いたされ)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
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