...四月の十六日(じゅうろくんち)じゃないか?」と言った...
芥川龍之介 「たね子の憂鬱」
...ぼくんちへ遊びに来るんです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...この犬を愛育したか君寵(くんちょう)を失った後宮(ハレム)の宮女たちがこの犬を愛玩したか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...君寵(くんちょう)頼み難(がた)し...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...六日(ろくんち)以来行ってやらなかったものだから...
夏目漱石 「三四郎」
...子供の家に五六日(ごろくんち)寐起(ねおき)する例になっていたんだが...
夏目漱石 「それから」
...五六日(ごろくんち)そこへおいていただく事にしております」夫人は医者の名前と住所(ところ)とを訊(き)いた...
夏目漱石 「明暗」
...車夫やゴロツキは幾日(いくんち)でも日当(にっとう)になる事だから喜んで騒いでいましたとさ」「雪江さん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...楊家(やうか)の娘君寵(くんちよう)をうけてと長恨歌(ちようごんか)を引出(ひきいだ)すまでもなく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...その他は九日(くんち)といったりまた別の名で呼ぶ処(ところ)が多い...
柳田国男 「年中行事覚書」
...おくんちのことオクンチはもちろん「御九日」であるが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...君寵(くんちょう)義貞に厚しともあれば……」「お...
吉川英治 「私本太平記」
...ひとえにみな蘭丸の君寵(くんちょう)浅からぬためといってよい...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長の君寵(くんちょう)浅からぬ頃において...
吉川英治 「新書太閤記」
...決定的な君寵(くんちょう)を飾った...
吉川英治 「新書太閤記」
...君寵(くんちょう)も過ぎよう...
吉川英治 「茶漬三略」
...君寵(くんちょう)も厚く...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おたんちん」――フィリップはどなった――「幾日(いくんち)待ってたと思やがるんだい...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
便利!手書き漢字入力検索