...なぜ横浜(はま)くんだりまで来ているのだ……」坊ちゃん政――それは私にいつの間にか付けられた通(とお)り名(な)だった...
海野十三 「疑問の金塊」
...殊更宵のうちから上野くんだりへ出掛け...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...根室くんだりまで「矢萩先生」ともあろうものが...
高見順 「いやな感じ」
...仙台くんだりまで来て小供のするような迷信的なことをするおろかしさを怒りもすればあわれみもした...
田中貢太郎 「雀が森の怪異」
...上海くんだりまで行くようなふてぶてしさも...
徳田秋声 「仮装人物」
...頼まれもしない長州くんだりまで兵隊を出してどうする気だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...何でまたこんな九州くんだりへ...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...二年がかりで欧州全土を駆けめぐりはるばる加奈陀くんだりまで追い詰めたところで...
久生十蘭 「悪の花束」
...パラオくんだりからやってきて...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...若松くんだりまでも...
火野葦平 「花と龍」
...仙台くんだり迄引張り出されて...
二葉亭四迷 「平凡」
...わざわざこんな神戸くんだりまでやつて來たかのやうな氣にさへなり出したほどであつた...
堀辰雄 「旅の繪」
...腹をすかし自暴自棄の女がロンドンくんだりまで秘密を携え...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...こうして海尻くんだりまで連れて来たわな...
三好十郎 「樹氷」
...そんなことなら讃岐くんだりから出て来るんじゃあなかったよ」「ちょんと入れやす」寒笑は湯ぶねからあがって...
山本周五郎 「新潮記」
...扨(さて)たくんだり...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...江戸くんだりまで...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...「とんでもねえ! この世の極楽だというアラビヤくんだりまでだって...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??