...但(ただ)しくれぐれも看過してならぬことは...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...くれぐれも短気をおこしてはならんぞ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...貴方からくれぐれもお詫びを...
橘外男 「仁王門」
...くれぐれも規則を厳守下さるよう――では...
谷譲次 「踊る地平線」
...」とくれぐれも云われたが...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...ただくれぐれも嘘を云ってはいけない...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...くれぐれもいい残したことがありました...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...道は、存じておりますから――」「ちょっ、ちょっ、一寸、小便め、びっくりして、潜っちまやがった」「本当に――あの、くれぐれも、兄を...
直木三十五 「南国太平記」
...くれぐれもその短気を起すことを戒(いまし)められているにかかわらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...くれぐれもさとした...
中村地平 「霧の蕃社」
...くれぐれものご注意だ...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...くれぐれも内緒に願いますよ」「承知いたしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...くれぐれも乳のことを頼んだ...
室生犀星 「童子」
...お体くれぐれも御大切になさって下さいませ...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...このことをくれぐれも忘れぬように...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...僕はくれぐれもすまないと思ふ...
横光利一 「悲しみの代價」
...くれぐれも、平時の処世に細心でなければ危ないぞ...
吉川英治 「三国志」
...常時、備えは怠りあるまいが、郎党どもも、不意の変に当って、武具馬具の用意など、あわてふためかぬよう、くれぐれも、早速の合戦に構えおれよ――と」「叔父上がか」「父が」「今朝だな」「いかにも」「――それだ!」十兵衛は、膝を打って、「叔父上は、それとなく、今夜にも合戦があるぞと、暗(あん)に其許(そこもと)へ、注意して行かれたのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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