...意気な蹠(くるぶし)が動いてゐる...
芥川龍之介 「パステルの龍」
...踝(くるぶし)はにじみぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...右の手で踝(くるぶし)を握って...
田中貢太郎 「続黄梁」
...其のあまりで両脚の踝(くるぶし)まで器用に括った...
谷崎潤一郎 「少年」
...くるぶしをかくしかねるほどの水量は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...くるぶしに金の輪をはめていたというじゃありませんか...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...踝(くるぶし)や足先の形を示していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...靴から赤い踝(くるぶし)の所まで泥をはね上げ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ガラツ八の左の足の踝(くるぶし)に筋彫(すぢぼり)で小さく桃(もゝ)の實を彫(ほ)つたのがあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ガラツ八の踝(くるぶし)の桃などは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...踝(くるぶし)も同断である...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...踝(くるぶし)をちょっと挫(くじ)いたので...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...どうやって家へ帰ろうかしら?」ジョウは姉のくるぶしをそっとなでてやりながら...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...草鞋(わらじ)のようなカバーを麻紐でくるぶしにくくりつけ...
「赤い貨車」
...飛礫はかれの踝(くるぶし)にあたった...
室生犀星 「幼年時代」
...両足の踝(くるぶし)の処とをかはるがはるさすつてゐる...
森鴎外 「金貨」
...泥濘(でいねい)踝(くるぶし)を没す...
森鴎外 「みちの記」
...お綱の足のくるぶしをつかんだ手がある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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