...踝(くるぶし)くらいまでより水の来ない所に立っていても...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
...水はやっと踝(くるぶし)を隠す程しかなかったけれど...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...5わが踝(くるぶし)の近ほとり...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...院長(ゐんちやう)はモイセイカの瘠(や)せた赤(あか)い跣足(はだし)の踝(くるぶし)を見(み)て思(おも)ふた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...踝(くるぶし)の骨が腫物のように高まって...
豊島与志雄 「足」
...ガラッ八の踝(くるぶし)の桃などは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラツ八の踝(くるぶし)の桃などは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」八重ちゃんが白いくるぶしを掻(か)きながら私を嘲笑(あざわら)っている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...白いくるぶしを掻きながら私を嘲笑っている...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...この膝節(くるぶし)の上んところが疼々(ずきずき)するのですよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...くるぶしのところまでしかない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...どうやって家へ帰ろうかしら?」ジョウは姉のくるぶしをそっとなでてやりながら...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...きつい靴をはいてくるぶしをくじいたり...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...草鞋(わらじ)のようなカバーを麻紐でくるぶしにくくりつけ...
「赤い貨車」
...文学はどこかにもっと堅固な骨格や踝(くるぶし)をもって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...両足の踝(くるぶし)の処とをかはるがはるさすつてゐる...
森鴎外 「金貨」
...海のそばのように踝(くるぶし)を埋めて人を悩ますことはない...
森鴎外 「山椒大夫」
...踝(くるぶし)のところを捻挫(ねんざ)した...
山本周五郎 「日本婦道記」
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