...「この野郎」くるっと一転すると...
海野十三 「怪星ガン」
...くるっと目をうごかし...
海野十三 「怪塔王」
...くるっと背中を廻して...
海野十三 「火星探険」
...恐竜はくるっと首を横にまげて...
海野十三 「恐竜島」
...一しょにくるっと正太の方をふりかえった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...くるっと廻れ右をして椅子に腰を下ろした...
海野十三 「すり替え怪画」
...にらみあっている一人の大男! その男が顔をくるっとダン艇長の方へまわしたのを見ると...
海野十三 「太平洋魔城」
...犬はそれを嗅(か)ぐとくるくるくるっとまわって...
太宰治 「貨幣」
...歌でもうたおうか」くるっときびすをかえして先に立った...
壺井栄 「二十四の瞳」
...あんなにくるっとまわって...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
......
八木重吉 「貧しき信徒」
...くるっと身をひるがえすと...
山本周五郎 「青べか物語」
...「あの娘は魔ものだ」と彼は云った、「初めて会ったのは半年まえ、いまが十月だから、五月のことだろう、小間使を伴れて診察を頼みに来た、――私は京橋で医者をしているんだがね」「おつむを拝見すればわかりますわ」「注いでくれ」彼は椀の蓋をさしだした、「胸が痛むから診てくれと云って、こっちがなにも云わないうちに、くるっと、いさましく肌ぬぎになった、双肌(もろはだ)ぬぎだ、いやその美しいこと、女の肌は見馴れているが、あんなに美しい胸を見たのは初めてだ」俗にめくら乳という、乳首の出ていない、薄い樺色(かばいろ)の乳暈(にゅううん)だけの、小さいけれど固く張りきった乳房(ちぶさ)から、きめのこまかな、清絹(すずし)のように青みを帯びた白いなめらかな肌、まるく小さな肩や、くびれている細腰などを、得石は昂奮(こうふん)した口ぶりで、手まねをしながら詳しく語った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...おりつはくるっと振向いて...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...お顔も知らないっていうほうがへんだと思うわ」「それもそうね」松吉はくるっと肌襦袢(じゅばん)だけになった...
山本周五郎 「風流太平記」
...くるっと向き直って道のほうへ歩きだした...
山本周五郎 「柳橋物語」
...女は山猫のような眸(め)をくるっとさせて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...仲間の杉蔵が不覚を取ったと見て、すぐ断層の橋を渡って来た源助と山伏のほうへ向けて、咄嗟に構えていた杖とその手元へも、一筋、くるくるっと、蔓(つる)のように巻きついた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??