...大きくくるくる頸に卷いた染色のハンカチーフは利いた風に結んで端を胸にたくしこんである...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...ヘビをくるくると結んで...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...それから南京ねずみのくるくるとまわす車も...
海野十三 「怪星ガン」
...大きな眼玉をくるくるとうごかし...
海野十三 「怪塔王」
...それがくるくると闇の中をまわりだした...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...たがいにくるくると廻りあっている...
海野十三 「○○獣」
...くるくると小まめに立ち働いていました...
太宰治 「誰も知らぬ」
...おどけものらしく眼をくるくると丸くして言ふのである...
太宰治 「道化の華」
...それをくるくる廻しながら思案をした...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...火曜と金曜と彼奴とが私の心の中にくるくると廻転して妙な謎を拵える...
豊島与志雄 「蠱惑」
...久保田さんは落凹んだ眼をくるくるとさした...
豊島与志雄 「人の国」
...絵草紙をかふとくるくると巻いてまんなかに帯をしてくれるのをそうつと手にもつてときどき筒のなかをのぞきながら帰つてくる...
中勘助 「銀の匙」
...くるくる禿を撫(な)でて見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...つづけざまに跳び上がったりくるくるまわったりしたので...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...くるくる巻きになったり...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...くるくる廻っている間に歌うもので...
柳田国男 「こども風土記」
...くるくる廻しながら戻って来た...
山本周五郎 「お美津簪」
...くるくると繰りひろげる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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