例文・使い方一覧でみる「くらい」の意味
スポンサーリンク...とても上り下りは出来ぬくらい急である... 
石川欣一 「可愛い山」
...これに反して日本の映画界くらい批評の繁昌している国は昔からまたとあるまい...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...木の下からこの辺まで約五町くらいもあろう...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...スマックなぞ噛（かじ）りに立寄るくらいでしたが...
田中英光 「オリンポスの果実」
...朝な朝なの新聞を待ち兼ねるくらいにして読むのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あなたに負けないくらい不仕合せかもしれないわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...たまたま銀座などへ出てみても目がくらくらするくらいであったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...酒は自ら悔いているくらいだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...大学を卒業したくらいなものである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「椎茸で歯がかけるくらいじゃ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...はっと思ったくらいよく似ている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...長男 頭もあや子のゴムまりくらいだ...
新美南吉 「病む子の祭」
...何しろそれを引合いに出せるくらいですからね――『君たちは測量技師の助手としていくんだ』そこで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...せめてそれくらいの手をつくさなければ...
本庄陸男 「石狩川」
...ほとんどその主人と同じくらい豊富にもっている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...半之助は殆んど呻きたくなるくらいに...
山本周五郎 「山彦乙女」
...それでは昨夜主婦の部屋へ這入っていったのは屋敷ではなく主人だったのかと気がついたのだがいくらいつも金銭を持たされないからといって夜中自分の細君の枕もとの財布を狙って忍び込む主人も主人だと思いながら私もおかしくなり...
横光利一 「機械」
...そして位負（くらいま）けみたいな卑屈にすぐ妥協しかかる自分を腹だたしく厭（いと）いながらも...
吉川英治 「私本太平記」
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