...硝子に殘つた肌のぬくもりのすつかり冷えてしまふまでも...
石川啄木 「病室より」
...くもり 寫生休田端...
小穴隆一 「二つの繪」
...この夜、空くもりて、心に期せし月は見るに由なかりき...
大町桂月 「十和田湖」
...只何となく空の気色打くもりたるやうなりしに...
太宰治 「津軽」
...どうだ重いかと申しますからほんとうにおもいちりめんだといいましたら我が意をえたようにうなずきましてちりめんというものはしなしなしているばかりでなくこういうふうにしぼが高くもりあがっているところがねうちなのだ...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...おちついて雪と私・ほいなく別れてきて雪の藪柑子・つららぶらさがらせてやすらけく生きて大根みんなぬかれてしまつた霜・けふも鴉はなく寒いくもり・ハガキを一枚ぬかるみのポスト一月廿九日雪...
種田山頭火 「其中日記」
...そして夢を見た!・月が照らしてくれるみちをもどらう・月かげのまんなかをもどる・まるい月のぼる葉のない枝(改作再録)・さらさらささのゆきあかりして(追加)改作・どこかそこらにみそつちよがゐるくもり二月十二日天地清明にして...
種田山頭火 「其中日記」
...(七日)・くもりおもたい木魚をたたく・草刈るや草の実だらけ・落葉するする柿の赤うなる・ぶらぶら熟柿の夕焼・ばさりと落ちて死ぬる虫・更けるほどに月の木の葉のふりしきる□よい酒を飲めるやうになる自信はないけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...今日は空くもりて風すゞしく燈火漸く親しむべき思をなすと雖机に向ふを得ず...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...くもりし眼鏡ふくとてもわれ今何をか見得べき...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...朝に穴のうちに火を焚けばぬくもり終日去らず...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...あやしくもここの磯邊にむらがつてむらむらとうづ高くもりあがり また影のやうに這ひまはるそれは雲のやうなひとつの心像 さびしい寄生蟹(やどかり)の幽靈ですよ...
萩原朔太郎 「青猫」
...病氣はげしくなりいよいよ哀しくなり三日月空にくもり病人の患部に竹が生え肩にも生え手にも生え腰からしたにもそれが生えゆびのさきから根がけぶり根には纖毛がもえいで血管の巣は身體いちめんなりああ巣がしめやかにかすみかけしぜんに哀しみふかくなりて憔悴れさせ絹糸のごとく毛が光りますます鋭どくして耐へられずつひにすつぱだかとなつてしまひ竹の根にすがりつき...
萩原朔太郎 「竹の根の先を掘るひと」
...十月の外房州の海は黒くもりあがっていて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...五十に近くなるともう隠居婆さん風になって自分の小さいぬくもりの中にかがまっていないで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...暗然として湧く力くもり日の光やすらふほとり朱き葉は走る上野の公園(そのふ)霊魂は珠根を深く庭園に埋めた...
室生犀星 「抒情小曲集」
...すぐ柵守(さくもり)の一員に加わって...
吉川英治 「私本太平記」
...船室でぬくもり直す...
吉川英治 「随筆 新平家」
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