...今日は和主は客品(かくぼん)にて...
巌谷小波 「こがね丸」
...薄命詩人石川啄木(たくぼく)は詠(よ)んでいます...
高神覚昇 「般若心経講義」
...そうした或る期間を経ているうちに今度は全体に意識がひどくぼんやりするようになり...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...おじいさんの大きな大黒帽(だいこくぼう)をかぶり...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...けれど、近づいてゆくと、どうしたのでしょう、顔の色は蒼ざめ、眼はくぼみ、髪の毛だけが目立ってきれいにかきあげてあります...
豊島与志雄 「白い朝」
...目はくぼみ、じっと据わって、ほとんど光もなくなってるようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...凹(くぼ)んでいる部分は...
中谷宇吉郎 「茶碗の曲線」
...表には左り日(ひ)ヶ窪(くぼ)...
夏目漱石 「夢十夜」
...元の印象に比べれば弱くぼんやりしている...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ものすごい俊足で白棒(はくぼう)の間を駆け抜け...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...くぼんだあごには数日間剃っていないひげがごわごわだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...青じろくぼうっと光ってけむり...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...ステーシヨンを出ると少年は暫らくぼんやりと佇立して居たがやがて上野公園の方へ歩いて行く...
村山槐多 「悪魔の舌」
...御用が多いンですって」「龍覚坊(りゅうかくぼう)さまが...
吉川英治 「私本太平記」
...……が、親しく、龍顔を拝しますれば……」「…………」「おそれながら、おん目のくぼみ、頬のおやつれ、義貞もかえって、身の申しわけなさが、先立ちまして、おわびのことばもございません...
吉川英治 「私本太平記」
...その笑靨(えくぼ)へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...片頬にうすい笑(え)くぼをたたえた...
吉川英治 「親鸞」
...ひどくぼくらの耳に残った...
吉川英治 「随筆 新平家」
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