例文・使い方一覧でみる「くびれた」の意味

...速水氏はくびれたような長い頤の先で... 速水氏はくびれたような長い頤の先での読み方
海野十三「深夜の市長」

...蟻は胴の中ほどにきわめて細いくびれたところがあるが... 蟻は胴の中ほどにきわめて細いくびれたところがあるがの読み方
丘浅次郎「自然界の虚偽」

...くびれた最底部のところに... くびれた最底部のところにの読み方
谷崎潤一郎「痴人の愛」

...此の二つの丘をつなぐ瓢箪形のくびれた所には... 此の二つの丘をつなぐ瓢箪形のくびれた所にはの読み方
谷崎潤一郎「武州公秘話」

...瓢箪（ひょうたん）のくびれたような地点をとって... 瓢箪のくびれたような地点をとっての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...石はヒョータン形にくびれた長目のもので... 石はヒョータン形にくびれた長目のものでの読み方
野村胡堂「九つの鍵」

...平次の前にくびれた髷節を掻きました... 平次の前にくびれた髷節を掻きましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...（とりとめもない夢の氣分とその抒情）春宵嫋（なま）めかしくも媚ある風情をしつとりとした襦袢につつむくびれたごむの　跳ねかへす若い肉體（からだ）をこんなに近く抱いてるうれしさあなたの胸は鼓動にたかまりその手足は肌にふれほのかにつめたく　やさしい感觸の匂ひをつたふ... 春宵嫋めかしくも媚ある風情をしつとりとした襦袢につつむくびれたごむの　跳ねかへす若い肉體をこんなに近く抱いてるうれしさあなたの胸は鼓動にたかまりその手足は肌にふれほのかにつめたく　やさしい感觸の匂ひをつたふの読み方
萩原朔太郎「青猫」

...子供の手首のようにくびれた二重のあごを... 子供の手首のようにくびれた二重のあごをの読み方
久生十蘭「あなたも私も」

...顔は手拭にかくれてくびれた白い顎しか出ていないが... 顔は手拭にかくれてくびれた白い顎しか出ていないがの読み方
久生十蘭「生霊」

...くびれた顎（あご）をしゃくった... くびれた顎をしゃくったの読み方
本庄陸男「石狩川」

...まん中のくびれたヒョータン型のものです... まん中のくびれたヒョータン型のものですの読み方
山川方夫「恐怖の正体」

...柔らかくくびれたりするのを残りなく見ることができた... 柔らかくくびれたりするのを残りなく見ることができたの読み方
山本周五郎「追いついた夢」

...くびれた裸の脇腹とが... くびれた裸の脇腹とがの読み方
山本周五郎「さぶ」

...ふっくりとくびれた顎のめだつ顔つきも... ふっくりとくびれた顎のめだつ顔つきもの読み方
山本周五郎「その木戸を通って」

...豊かにくびれた腰の線や... 豊かにくびれた腰の線やの読み方
山本周五郎「風流太平記」

...女のやわらかくくびれた顎（あご）を撫（な）でたり... 女のやわらかくくびれた顎を撫でたりの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...灯の下で真近に見える千鶴子の組んだ膝のぴっちりくびれた部分が...
横光利一「旅愁」

「くびれた」の書き方・書き順

いろんなフォントで「くびれた」