...頸(くび)の骨を折るのに了(おわ)るだけであろう...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...甚内は小首(こくび)を傾けながら...
芥川龍之介 「報恩記」
...犬はびくびくした...
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」
...一日(ひとひ)に千頭(ちかしら)絞(くび)り殺さむ」とのりたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...あれが自分の影に怖れてびくびくするけに痩せるんでがんすといの」村の水天宮様の御威徳を説く時の顔つきである...
鈴木三重吉 「千鳥」
...ぱッと繩(なわ)をその頸(くび)へ投げかけた...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...頸(くび)飾りだ!」「ビョルゲ夫人のものらしいぞう!」「組み立ててみなくてはわからぬが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...時とすると轆轤首(ろくろくび)...
田中貢太郎 「おいてけ堀」
...淫猥(いんわい)とも云えば云えるような陰翳(いんえい)になって顔や襟頸(えりくび)や手頸などを隈取(くまど)っているのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...まあ上(あが)りな」内儀(かみ)さんはランプを自分(じぶん)の頭(あたま)の上(うへ)に上(あ)げて凝然(ぢつ)と首(くび)を低(ひく)くしておつぎの容子(ようす)を見(み)た...
長塚節 「土」
...やがて小さな欠伸(あくび)をして...
二葉亭四迷 「浮雲」
...刺身は調味(つま)のみになッて噎(おくび)で応答(うけこたえ)をするころになッて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...アーアーと途中であくびをくって味噌をつけるくらいが関の山でさあ...
正岡容 「初看板」
...喉首(のどくび)のまん中だ」また答える声がした...
山本周五郎 「山彦乙女」
...山崎(やまざき)の合戦(かっせん)で敵(てき)の生首(なまくび)を笹(ささ)にとおしてかけあるくほどはたらいて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...楊志を見くびッて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...頸(くび)にかけている大事な物を落すぞ」「もう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...栗毛、白眉(はくび)、月毛、いい馬がたくさんいてどれもよく肥えている...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索