...遂々(たうたう)雀部は大きな呻(あくび)をした...
石川啄木 「道」
...埓(らち)もなくびくびくするのだ...
伊藤左千夫 「去年」
...その四つの乳くびにある穴の数は...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...項にキラキラした銀の頸輪(くびわ)を掛け...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...可憐(かれん)な都会の小学児童まで動員してこの木枯しの街頭にボール箱を頸(くび)にかけての義捐金(ぎえんきん)募集も悪くはないであろうが...
寺田寅彦 「新春偶語」
...その上彼女は天性臆病(おくびょう)ではなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
長塚節 「土」
...恰好(かっこう)のいい頸(くび)の色が...
夏目漱石 「草枕」
...身代りの僞首(にせくび)に仕立てたのですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「内地はそろそろ雪だね……」富岡が生あくびのあと...
林芙美子 「浮雲」
...負けるなんておくびにも出さない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...小くびをかしげて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...乳首(ちくび)のまわりの薄い樺色(かばいろ)が...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...久兵衛は殿さまではなく「くびじろ」を射った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...何者とも知れぬ生首(なまくび)が所々の電柱にひっかけられると...
横光利一 「上海」
...ところが宗教といふやうな事はおくびにも口にしないO氏の言葉を今もつて忘れることができません...
吉川英治 「折々の記」
...臆病風(おくびょうかぜ)にふかれたぞと...
吉川英治 「平の将門」
...しばらく頸(くび)をかしげていたが...
蘭郁二郎 「鱗粉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??