...ミミズのようにまがりくねる指を持っていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...急流が曲がりくねる深い谷を流れ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...夜は二階へつれて行ってふとんの裾へ寝かしてやる、中へ入れるとまだ爪をかくす事を知らないものだから、処きらわずこちらを引っかいたりまたはなめまわしたり食い付いたりするから、掛布団(かけぶとん)の間へ入れて寝かしてやる、無精によくねる、いくら寝ても飽きたと云う事を云わない、夜昼寝つづけに寝る、たたき起してほうり出すといやな顔もせず飛びまわったりじゃれついたりする...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...つくねるやうにしてあつた二本の紐を持つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのうねりくねる所の狂的なリズム...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...不憫や親のなき子は添竹のなき野末の菊の曲がるもくねるも無理ならず...
一葉 「暗夜」
...徳山と話し「こんな日は家へ帰って早くねるのが一番でしょ?」徳山曰く「さうだな」僕「こんな時だけが家がいゝんじゃないか」徳山曰く「さうだな」「然し此ういふ時いゝとこがほんとのいゝとこさ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...セリフを覚えようと横になるとトロ/\と眠くなる、よくねる哩...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...起きて、八月の宣伝文を書いたりして、二時近くねる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...九月十四日(火曜)十一時までよくねる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ペリカン・モンテカルロと二軒寄り、京極を夙川で下ろして大阪へとばす、四時近くねる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今宵も亦何となくねる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そうとして次の晩でも早くねる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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宮本百合子 「獄中への手紙」
...男は新聞といふ紙の上をくねる女の指先を折々薄目を開けて見入つた...
室生犀星 「はるあはれ」
...その後兄はねることもよくねるし...
柳田国男 「故郷七十年」
...京子のピチピチとくねる四肢を捕えた...
蘭郁二郎 「鉄路」
...上身も初めよりは多く曲がりくねる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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