...どうせくどい以上...
高見順 「如何なる星の下に」
...あすは申しあげようかと……」「くどい! そちの悩んだ話などどうでもよいわい! それだけの覚悟あっての話かどうか...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...あくどい物に出逢わなければ...
谷崎潤一郎 「秘密」
...「くどい!」あまり近く仏頂寺の傍へ寄った二三人を取ってひっくり返しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...田舎大尽のあくどい馬鹿騒ぎ...
中里介山 「大菩薩峠」
...――第一そんな廻(まわ)りくどい事をしないでも...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...……くどいことはお嫌いのようですから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……くどいようだが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...本気か」「くどい」「せめて...
久生十蘭 「魔都」
...くどいが、うまし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あくどい客引きをしているように見える...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...これら痩(や)せ地にはびこる多年生の植物は強いあくどい油をその体内に貯えている...
本庄陸男 「石狩川」
...あくどい笑ひに対してよく云はれる「くすぐり」と云ふやうな卑小な世界のものではなかつた...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...小勝はあくどい駄洒落の連発...
正岡容 「大正東京錦絵」
...少なからずあくどいものであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...せっかくな御宴もお愉しいものには相なりますまい」「くどい」「はッ」「行くと申すになにを阻(はば)む...
吉川英治 「私本太平記」
...お知らせに」「くどいッ...
吉川英治 「新書太閤記」
...どこかすべてあくどいが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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