...くどいようだが、われ等の求むる人物は、敏腕で、熱心で、真理慾が強くて、寡慾で、そして温和しい魂の所有者であらねばならぬのである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...それだけは」「くどい...
海野十三 「太平洋魔城」
...何という廻りくどいことだ...
相馬泰三 「六月」
...とくどいくらいに念を押して言い含めてやったのだが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...どうも廻りくどいが未(いま)だにやってる...
谷譲次 「踊る地平線」
...あくどい大理石像がうるさいほど並んでいた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...くどいお辞儀を続けている母親を見下すようにして...
徳田秋声 「足迹」
...非常にくどい話しで時間の割に内容の分量が極めて乏しく...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...――第一そんな廻(まわ)りくどい事をしないでも...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...どこにいらっしゃるので?」「くどいッ」川上源左衛門は本当に腹を立てた様子で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...くどいが、うまし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...また書かう、これは手紙として棄ててしまへば幸ひだ、ともかく走筆で、くどいけれど、また、失敬!君の健康をいのる...
牧野信一 「秋が深い頃だ」
...水木 くどいぞ、加多! 拙者だとてそれは知っている...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...しどろもどろにかきくどいた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...そんなふうに清兵衛はくどいた...
山本周五郎 「末っ子」
...あやうし」「くどい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...わしに眼をつけて来たとか」「そうだ」「――わしに?」「くどい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...廻りくどいようでもいいところがあるんでしょうね...
吉田茂 「私は隠居ではない」
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