...くつろぐようでした...
太宰治 「人間失格」
...これだけでも人心がくつろぐ...
種田山頭火 「一草庵日記」
... 530やがて水師に歸り來て心くつろぐ二將軍...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今譬ふれば霹靂を飛ばす天王クロニオーン、厚き雲霧を大山の頂よりし攘ふ時、*丘陵及び高き峯また谿谷も一齊に、現はれ出でゝ仰ぎ見る大空廣く開くごと、 300船より敵の兵燹をアカイア軍勢攘ひ得て、しばしくつろぐ、然れども戰またく止みはせず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...戸の内ではくつろぐわけにはいかない...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...硫黄の臭(におい)がする鉱泉に入って、二階にくつろぐ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私の手足は自由にくつろぐことができ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...いまはなか/\に心も落ちゐたれば單衣になるとりいでゝ肌に冷たきたまゆらはひとへの衣つく/″\とうれしくつろぐと足を外に向けころぶせば裾より涼し只そよ/\とさやげども麥稈帽子とばぬ程みむなみ吹きて外はすが/\し暑きころになればいつとても痩せゆくが常ながら...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...食事のときにはすっかりくつろぐという父が好きないつものやりかたで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...すなわち緊張することも打ちくつろぐこともできる霊魂...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私はくつろぐことができない...
山川方夫 「愛のごとく」
...あたたかい季節には小屋の外でくつろぐ...
山本周五郎 「季節のない街」
...いつもお旺(さかん)だな」日野俊基は、客殿のしとねに、くつろぐやいな...
吉川英治 「私本太平記」
...家に帰ってくつろぐ日も...
吉川英治 「新書太閤記」
...身をくつろぐと共に...
吉川英治 「新書太閤記」
...くつろぐがいい」まもなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...同じ部屋にくつろぐと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...書院に坐して、「失礼を」巌流がいうと、「いやいや、内輪じゃ、ここへ来れば、わしも、身内か息子の家のように思うておるのだ」角兵衛は、かえって、打ちくつろぐ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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