...ただ一人打くつろぐ事が出来た...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...南米祕露の蒔清遠藤清兵衞に獨りゐて白湯にくつろぐ冬日暮れなどといふ句をつくつてゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...これも蜂の巣式の家に住って居る都人士のくつろぐ場所で...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...十二時すぎにはもう敬治居にくつろぐことができた...
種田山頭火 「行乞記」
... 530やがて水師に歸り來て心くつろぐ二將軍...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...戸の内ではくつろぐわけにはいかない...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...硫黄の臭(におい)がする鉱泉に入って、二階にくつろぐ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ゆっくりとくつろぐのです...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...芝大門前の自分の家へ行ってくつろぐなり...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...食事のときにはすっかりくつろぐという父が好きないつものやりかたで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...縁側というものは気のくつろぐもので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すなわち緊張することも打ちくつろぐこともできる霊魂...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これを見て私の心もまたくつろぐ...
柳宗悦 「工藝の道」
...くつろぐがいい」おくみが出てゆくと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いつもお旺(さかん)だな」日野俊基は、客殿のしとねに、くつろぐやいな...
吉川英治 「私本太平記」
...くつろぐまもあるまいに...
吉川英治 「私本太平記」
...家に帰ってくつろぐ日も...
吉川英治 「新書太閤記」
...一間(ひとま)に通されてくつろぐと...
吉川英治 「源頼朝」
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