...さうして一切の精神的存在は同胞となつて相くつろぐ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...昔なら殿様に隠居を願いでて楽にくつろぐ時分だが...
有島武郎 「星座」
...ただ一人打くつろぐ事が出来た...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...これだけでも人心がくつろぐ...
種田山頭火 「一草庵日記」
...互に談話かはしつゝ心くつろぐ折もあれ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...戸の内ではくつろぐわけにはいかない...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...硫黄の臭(におい)がする鉱泉に入って、二階にくつろぐ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...縁側というものは気のくつろぐもので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すなわち緊張することも打ちくつろぐこともできる霊魂...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私はくつろぐことができない...
山川方夫 「愛のごとく」
...私はくつろぐことができる...
山川方夫 「博士の目」
...茶屋の浴衣にくつろぐと...
山本周五郎 「山彦乙女」
...身をくつろぐと共に...
吉川英治 「新書太閤記」
...くつろぐがいい」まもなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...くつろぐ気持もあったであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...くつろぐひまもないからなあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わが身にかえってくつろぐと...
吉川英治 「親鸞」
...大介義明(おおすけよしあき)のやしきであったか」義連の亭(やかた)にくつろぐと...
吉川英治 「源頼朝」
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