...膳(ぜん)の上のものが音を立ててくつがえるのを聞いたようだったが...
有島武郎 「或る女」
...天地もくつがえるような大音響におどろいて...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...自分の商売の菓子箱のくつがえるのも忘れて...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...洞海湾は今にもくつがえるかとばかり煮えくりかえった...
火野葦平 「花と龍」
...建武新政の緒(しょ)も根本からくつがえるものと...
吉川英治 「私本太平記」
...くつがえる船さえあった――と古典はその惨状を写すに文字を惜しまずつかっている...
吉川英治 「私本太平記」
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