...あるいはまた精神病院裡(り)に飽食暖衣(ほうしょくだんい)するの幸福を得べし...
芥川龍之介 「馬の脚」
...件(くだん)の男(おとこ)にとびかかって...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...件(くだん)の人形の被(かずき)を掲げて潜(くぐ)り入りしが...
泉鏡花 「活人形」
...件(くだん)の中坂下から...
泉鏡花 「薄紅梅」
...おびただしい原子爆弾(げんしばくだん)が用意されました...
海野十三 「三十年後の東京」
...それゆゑ件(くだん)のごとく日にさらす晴(はれ)のつゞく事あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...文をこのみ書をよくす)件(くだん)の寺を覧(み)たる話(はなし)に...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...後日のため一札(さつ)仍(よつて)而如件(くだんのごとし)...
薄田泣菫 「茶話」
...著弾(ちゃくだん)距離になるのを待っていたが...
田中貢太郎 「女仙」
...件(くだん)の日蓮宗派に属するお寺の坊さんが恭しく捧げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...といつてお品(しな)は獨斷(どくだん)で決行(けつかう)するのには餘(あま)り大事(だいじ)であつたのである...
長塚節 「土」
...件(くだん)の教師に...
新渡戸稲造 「自警録」
...早速翌日(あくるひ)からくだんの事務所に出張しましたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...くだんの令嬢誘拐事件に関する更に詳細な点まで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...これはワクーラが持つて来をつたのだから、あれが自分で片附けるがいい!また一方、くだんの悪魔は、さつき、まだ煙突めがけて飛行しながら、チューブが教父(クーム)と腕をくみあつて、もうかなり家から遠く離れてゐるのを見てとつたので、彼は瞬く暇に煖炉(ペチカ)から舞ひあがつて、二人の先りをして、カチカチに凍てた積雪を四方八方へ掻き立て始めた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...件(くだん)の禁厭品(まじないもの)を取り出し示したが...
南方熊楠 「十二支考」
...件(くだん)の海辺へは十四年も往かぬから右のほかに一辞を添ゆる事がならぬが...
南方熊楠 「十二支考」
...次に岸本由豆流(きしもとゆずる)が件(くだん)の文の「何の葦影に託けて」の何は河の誤写と発明したので...
南方熊楠 「十二支考」
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