...紅葉(こうえふ)が諸弟子(しよでし)と芝蘭簿(しらんぼ)の記入を試む条(くだり)あり...
芥川龍之介 「雑筆」
...赦免状の件(くだり)は改めてゐない...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...年にきつと一二度はこの街道を上下(のぼりくだり)しやすから...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...すなわち「第三回論戦」と「エリフ対ヨブ」の条(くだり)を歇(や)めて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...すぐに近江(おうみ)へおくだりになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...そのむかし京役者の坂田藤(とう)十郎(らう)は江戸の水は不味(まづ)くて飲めないといつて東下(あづまくだり)をする時には...
薄田泣菫 「茶話」
...ことに英吉利(イギリス)人が灰色兎・栗鼠・蜂鳥・馴鹿・かんがるう・野犬を襲撃するくだりには...
谷譲次 「踊る地平線」
...いまさら三行半(みくだりはん)にも及ぶまいが」「そんなら今から出て行きます」「それもよかろう」竜之助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...かなしみ山路をくだり...
萩原朔太郎 「岩魚」
...あまり機嫌がよくないのだぞ」警保局長はあくまでもへりくだり...
久生十蘭 「魔都」
...段々畑を幾枚か下にくだり田圃(たんぼ)のなかに通じて行った...
本庄陸男 「石狩川」
...上方(かみがた)くだりの...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...」竈山の条(くだり)に清原元輔の連歌と細川幽斎の九州道の記とが引いてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...急いでお降(くだり)なされた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...わたくしにいって来いと仰しゃいました」「もう鮎がくだり始めたのか」「美しい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...孔明はこの条(くだり)で国家のゆくてを明示している...
吉川英治 「三国志」
...禧子にも女御入内(にょごじゅだい)の宣旨がくだり...
吉川英治 「私本太平記」
...「――花和尚(かおしょう)召捕れ」の令がくだり...
吉川英治 「新・水滸伝」
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