...つまりくだらないから俺はこんな沈滞した小っぽけな田舎にはいないと言うただけじゃないか...
有島武郎 「星座」
...実にくだらない理由で...
江戸川乱歩 「疑惑」
...くだらない処である...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...くだらない弟子たち全部から離れて...
太宰治 「駈込み訴え」
...こんなくだらない事はもう書くまいと思わぬではない...
種田山頭火 「砕けた瓦」
...これがそもそも疑わしいのでございますよ」「くだらないことだ!」イワン・フョードロヴィッチはほとんどわれを忘れてどなった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何かくだらないことを考えていたんだね...
豊島与志雄 「或る日の対話」
...それらのもっともくだらない破廉恥な非難を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...くだらない話はよしましょう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...男と云う男はみんなくだらないじゃあないの!蹴散(けち)らして...
林芙美子 「新版 放浪記」
...男なんてくだらない!蹴散らして...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...サア! くだらない筋だの...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...こんなくだらないひとの手紙なんか大切(だいじ)にとっとくことはないわ!)二たしかに葉山(はやま)にいらっしてるはずだと思って...
久生十蘭 「キャラコさん」
...書いていてまことにくだらない...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...あるいはくだらない短歌などもひねくつて見る...
正岡子規 「墨汁一滴」
...くだらないじょうだんを試みたり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...くだらない木の灯籠や野暮な棚などを取り廻したあたりや...
室生犀星 「故郷を辞す」
...往々にしてこのようなくだらない事にかかり合っているものがあるのも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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