...これはくだらない狼狽のようで...
高見順 「いやな感じ」
...くだらない手紙を差し上げた事を...
太宰治 「風の便り」
...くだらないおしゃべりを続け...
太宰治 「人間失格」
...そのばかげてるくだらないことが...
豊島与志雄 「崖下の池」
...享楽的な社会主義者やくだらない猟官連の群れが見えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...くだらないことに費やしてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あんまり疲れ過ぎたんだよ」「時に天気はどうだい」「上天気だ」「くだらない天気だ...
夏目漱石 「二百十日」
...それぞれくだらない感情の発作でおきたようなものばかりじゃないかとおもわれたりします...
林芙美子 「新生の門」
...こんなくだらない郷愁しかないのだ!(三月×日)昼夜帯と本を二三冊売って二円十銭つくる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...おれはなんてくだらない...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...そんなくだらないことなら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...欧羅巴(ヨーロッパ)とアメリカの間を意味もなく彷徨してくだらない生活をつづけ...
久生十蘭 「ハムレット」
...くだらない! 俺んとこへは理髪師(とこや)が三人も顔を剃りに来とる...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...くだらないことを思つてゐる奴だ...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...そんならどうか……ちょっと承知しといてもらいたいが……あなたの良心なんぞわれわれにとっちゃ……まるっきりくだらない仕掛だね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...「くだらないな、実にくだらない」四杯めを飲みながらそんなことを呟いた、「――世の中も人間も、生きていることも、……みんなくだらぬたわけたことだ」侍はその血ばしった眼で、ときどき信吉のほうを見た...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...くだらない贅である...
吉川英治 「折々の記」
...なおくだらないじゃないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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