...くそ坊主だが――東京帝國大學派の哲學會で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ばらりと振った采配に、ひらりと変る陣備え、変るが早いか、おててこて、猫に、鳶に、河童の屁、いざ来い、来れっ、と待ち受けたりーいっ」南玉は、顔を赤くし、少し、額に汗を出して、伸び上りながら「謙信公は、これを見て、やああ、奇怪なり、くそ坊主、いで目に物見せてくれん、ついでに、素っ首土産にしょ、と、抜き放ったる業物は、備前の住人、大兼光、三尺八寸二分二厘、真向、上段、大上段、頭の頭上に振りかざし、当るを幸い、右左、前後左右に、前後、細かに切ったが千六本、細かく突いたがところてん...
直木三十五 「南国太平記」
...くそ坊主の悪易者なんて役は...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...てて! 畜生! くそ坊主! 覚えていろ!」「やい! 今度あったら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それは聞き物」「このくそ坊主...
吉川英治 「私本太平記」
...くそ坊主か」唾(つば)でもするような舌打ちして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...くそ坊主かといったまでだ」「ここには...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「や? 武蔵か」眸をこらしていると、「くそ坊主っ、似非(えせ)坊主の沢庵...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「なんだッ! くそ坊主!」少しも衰えのない武蔵の呶号(どごう)だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...くそ坊主の汝(てめえ)なんかに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ひとを弄(もてあそ)びすぎる!「……くそ坊主め」彼方をにらんで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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