...くすぶる薪木の灰といっしょに掻きまぜた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...くすぶる火を土のなかで焚(た)いた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...くすぶるのではあるまいか...
太宰治 「弱者の糧」
...「ハルビン」灰色にくすぶる新市街の停車場...
谷譲次 「踊る地平線」
...油灯(ゆとう)のくすぶる紫いろの隅々に...
谷譲次 「踊る地平線」
...あるいはヘブリウの ‘Esh(火)‘as´en(煙る)‘as´an(くすぶる)などが示唆され...
寺田寅彦 「火山の名について」
...そこでくすぶる炭の山から見て...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...それからくすぶる火をかき回して数日分だけ調理する...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...*14足ぬくめがくすぶると...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...ただくすぶるばかり...
羽仁もと子 「女中訓」
...竈の前にしゃがみ、くすぶる煙に、ぼろぼろ、涙を流しながら、火吹き竹を吹いている「六ゾロの源」は、大根をすっている「ノロ甚」に、話しかける...
火野葦平 「花と龍」
...くすぶる煙草を拾った時いびきが聞こえた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...そんな反省にくすぶると...
水谷まさる 「歌時計」
...歳月の恵みを受けて色深くくすぶる...
柳宗悦 「工藝の道」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
便利!手書き漢字入力検索