...めづらしくすなほな記事であつたのには感心した...
小穴隆一 「二つの繪」
...自然気が強くすなわち気が張っており...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...朝野と一緒に今はひるむことなくすなおに入って行ったのだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...白くすなほこりをまいあがらせている邸のまえの坂道をかけおりて...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...――きのふもけふもつつましくすなほであつた...
種田山頭火 「一草庵日記」
...つゝましくすなほに今日を送つたことはうれしい...
種田山頭火 「其中日記」
...つゝましくすなほに...
種田山頭火 「松山日記」
...空間はかくして実在にぞくすならば――実在はそれに如何にして通達するかに関係なく依然としてそのまま実在である以上――通路は空間理論の根柢に関わる問題とはならない...
戸坂潤 「性格としての空間」
...七 札をなくすなという言葉の起原ジャン・ヴァルジャンがはいっていた棺の上の方では次のようなことが起こったのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」(訳者注 章題の札をなくすなとは狼狽するなという意味にもなる)八 審問の及第それから一時間の後...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...羨君有酒能便酔(うらやむきみがさけありてよくすなはちゑふことを)羨君無銭能不憂(うらやむきみがせんなくしてよくうれへざることを)………………ドリアンを曳け...
牧野信一 「酒盗人」
...虎豹その幽を去って而して人に近づくすなわち人これを得てその威を易(あなど)る...
南方熊楠 「十二支考」
...かくのごとくすなわち草中すなわち蛇あるなり...
南方熊楠 「十二支考」
...愉しさうにくすくすなさいます...
室生犀星 「末野女」
...そして明るくすなおなところ...
山本周五郎 「新潮記」
...〔無題〕庭つ鳥くだかけも能(よ)くすなるみにくき事す...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...「――北条殿の御方針として、地方の紛争などは、何事によらず、事を大きくすな、とのおさしず...
吉川英治 「私本太平記」
...しばらくすなおを装(よそお)っていて貰いたい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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