...記録はその船が「土産(みやげ)の果物(くだもの)くさぐさを積」んでいた事を語っている...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...種々(くさぐさ)のそなへ物高成(ものたかな)して神祈(かむほぎ)に祈ぎ給へば...
中里介山 「大菩薩峠」
...男に草々(くさぐさ)の課役をかける...
夏目漱石 「幻影の盾」
...この正教の国にあつたくさぐさの不可思議な出来ごとだのの物語で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...秋山(あきやま)の黄葉(もみぢ)あはれとうらぶれて入りにし妹(いも)は待てど来まさずこれは巻七の雑(くさぐさ)の挽歌のなかに出てくる作者不詳のものであります...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...くさぐさの雑貨なども求めてまいりますぞ...
本庄陸男 「石狩川」
...松島のつとくさぐさは左千夫蕨真(けっしん)よりまつしまの...
正岡子規 「病牀六尺」
...種々(くさぐさ)の奇(あや)しき術...
南方熊楠 「十二支考」
...なるべくは田舎に珍らしきくさぐさの料理を用意して新来の客に満足せしめたけれど時間の迫りしが何よりの当惑「大原さん...
村井弦斎 「食道楽」
...僧都は珍客のためによい菓子を種々(くさぐさ)作らせ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...六海からくさぐさの好ましいものを...
柳田国男 「海上の道」
...今に至るまでなお言語信仰のくさぐさの古風に...
柳田国男 「海上の道」
...襴綾種々(らんりょうくさぐさ)...
吉川英治 「三国志」
...何かのおん物語りも種々(くさぐさ)とございましょうず...
吉川英治 「私本太平記」
...蘭科植物(らんかしょくぶつ)のくさぐさなどが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...採取した百合科(ゆりか)や龍胆科(りんどうか)や蘭科(らんか)植物などの薬草を種々(くさぐさ)そこへ取り出して...
吉川英治 「新書太閤記」
...くさぐさなお供え物など...
吉川英治 「新・水滸伝」
...くさぐさの心づくしが收めてあつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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