...考古学者ですかね」僕は急に自分がかびくさい人間になってしまったような気がした...
海野十三 「海底都市」
...きのう博士をうさんくさい人物とにらんでいたことは...
海野十三 「金属人間」
...私は自身古くさい人間のせゐか...
太宰治 「津軽」
...進歩党は相変らずの古くさい人たちばかりのようでまるで問題にならず...
太宰治 「トカトントン」
...人種はかわっているとて、この、しおらしいところのある、古くさい人々...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...陰気くさい人間に見えるのでしょう……むかしは元気がよすぎるくらいだったんですが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...私は少々古くさい人間でして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...田舍くさい人間であつた...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...淺吉とお咲とおなじ程ののろくさい人間共だつた...
室生犀星 「命」
...磯くさい人間ども...
吉川英治 「江戸三国志」
...ぷーんと酒くさい人間が摺れちがって行ったので...
吉川英治 「江戸三国志」
...宮方くさい人物などは以後は一切近づけるな...
吉川英治 「私本太平記」
...捕手くさい人間も通りはしなかった...
吉川英治 「治郎吉格子」
...胡散(うさん)くさい人影が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...汗くさい人いきれがしていた...
吉川英治 「源頼朝」
...魚くさい人間がわいわいと市を立てている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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