...くぎにかけてあります...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...一(ひと)ツづゝ句切(くぎ)つて憎體(にくた)らしく節(ふし)をつける...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...卒業に先立って僕達理科得業生(とくぎょうせい)中の大先輩である芳川厳太郎(よしかわげんたろう)博士が所長をしている国立科学研究所から来ないかということであったから...
海野十三 「階段」
...」道化服の男は、東京の人ではないらしく、みょうにくせのあるなまりで、一こと一こと、くぎりながら、いいにくそうにいいました...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...磁石に引き寄せられる釘(くぎ)みたいに...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...今日の買物一金拾三銭 醤油二合其他一金壱円 酒壱升一金拾弐銭 ゴマメ五十目一金五銭 切干百目一金七銭 バツト一個一金四銭 なでしこ一袋一金七銭 鰯一くぎり一金五銭 竹輪一本一金弐銭 しようが一ツ一金四銭 酢一合一金十銭 古雑誌一冊一金三十銭 酒代借払一金十弐銭 小口色し一金十銭 切手十枚一金五銭 酒粕百目一金十銭 煙管弐本二月十日天地清明...
種田山頭火 「其中日記」
...坊主頭の老人が木魚(もくぎょ)を叩(たた)いて阿呆陀羅経(あほだらきょう)をやっているのであった...
永井荷風 「深川の唄」
...床の間の釘(くぎ)へ懸けた...
夏目漱石 「道草」
...己のように手の指から血を出して七重(ななえ)に釘付(くぎづけ)にせられた門(かど)の扉を叩(たた)くのではない...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...釘錠(くぎじょう)を引抜くと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...4625夜(よる)の暇(ひま)には四つの句切(くぎり)がある...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...まったくぎんは値切ることにかけては名人だった...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...そのまま釘付(くぎづ)けにされでもしたようだし...
山本周五郎 「花も刀も」
...公卿(くぎょう)として重く用いてつかわすが...
吉川英治 「三国志」
...「朝真(ちょうしん)観記記事」――木牛流馬(もくぎゅうりゅうば)は入神の自動器械で...
吉川英治 「三国志」
...俄然(がぜん)幕議(ばくぎ)にも輿論(よろん)にも再燃して来て...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...名標を釘(くぎ)で打って来た...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...何者かの悪戯(あくぎ)――おそらく悪戯と察せられます――で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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