...「杖を後については見にくいです...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...相談所長はとくいである...
海野十三 「火星兵団」
...ちょっとおぼえにくいでしょうね……...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...天井は漆(しっ)くいで塗かためてあります...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...創業当時の中村屋にとり大切なおとくいでした...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...みずからの高慢のむくいではあるが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...トニイはとくいでした...
豊島与志雄 「街の少年」
...極くあらく申しましたからお分りにくいでありませうけれども...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...とくいでありました...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...いいにくいでしょうし...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...彼等のこれまでの辛苦に対して当然のむくいではないのでしょうか...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
...それに防空演習で月曜日ごろは出にくいでしょうから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし我邦の有様(ありさま)では婿(むこ)の候補者を定めるために晩餐会を開くから若い男に来てくれろと言うとかえって男の人たちが後(うし)ろめたく思って来にくいでしょう...
村井弦斎 「食道楽」
...初音の濁るのが説明しにくいであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...弱点も隙もないという人間はつきあいにくいですからな」「津田さんもお上手ではないようですね」玄一郎は...
山本周五郎 「いさましい話」
...四「ちょっと云いにくいですが」と万三郎は言葉を続けた...
山本周五郎 「風流太平記」
...又は犯した悪事のむくいで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...たぎり沸(わ)くいで湯のたぎりしづめむと病人(やまうど)つどひ揉めりその湯を湯を揉むとうたへる唄は病人(やまうど)がいのちをかけしひとすぢの唄上野(かみつけ)の草津に来り誰も聞く湯揉(ゆもみ)の唄を聞けばかなしも十月十九日...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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