例文・使い方一覧でみる「くい」の意味

...正しくいうと個性の全的要求によってのみ... 正しくいうと個性の全的要求によってのみの読み方
有島武郎「惜みなく愛は奪う」

...琥珀色（こはくいろ）の液体の入ったグラスを高くさしあげて... 琥珀色の液体の入ったグラスを高くさしあげての読み方
海野十三「のろのろ砲弾の驚異」

...やかましくいいますので... やかましくいいますのでの読み方
江戸川乱歩「サーカスの怪人」

...少く蔵せしも屡（しば／＼）祝融（しゆくいう）に奪（うばゝ）れて... 少く蔵せしも屡祝融に奪れての読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...もっともっとにくいのはおあにいさまの命（みこと）のお命を奪（うば）った... もっともっとにくいのはおあにいさまの命のお命を奪ったの読み方
鈴木三重吉「古事記物語」

...ご即位（そくい）になった後... ご即位になった後の読み方
鈴木三重吉「古事記物語」

...ここにいるのがたまらなくいやになって... ここにいるのがたまらなくいやになっての読み方
田山花袋「田舎教師」

...天の神さまがわたしが島国（しまぐに）に生れて来るように骰子（さいころ）をお投げになるとあんたは思いますか？」これもまたなかなか返答のしにくい難問なので... 天の神さまがわたしが島国に生れて来るように骰子をお投げになるとあんたは思いますか？」これもまたなかなか返答のしにくい難問なのでの読み方
チャールズ・ディッケンズ佐々木直次郎訳「二都物語」

...震えながら歯をくいしばっていた... 震えながら歯をくいしばっていたの読み方
豊島与志雄「或る男の手記」

...逐一（ちくいち）比較してみようとしているだけのものですから... 逐一比較してみようとしているだけのものですからの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...却って着氷は起きにくいとされていた... 却って着氷は起きにくいとされていたの読み方
中谷宇吉郎「樹氷の科学」

...「うまくいうぜ、――お前が斑組六人男の仲間ということはもう証拠が上がっているんだ」「まア、どんな証拠」「お里の腕の入墨は偽ものとわかったよ...
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...それはうまくいかなかった... それはうまくいかなかったの読み方
フランツ・カフカ　Franz Kafka 原田義人訳「城」

...わざと冷たくいった... わざと冷たくいったの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...たった一本の棒のようで結びかけてゆくいとぐちもないようなのらしいのね...
宮本百合子「獄中への手紙」

...歯をくいしばってがまんしていたんです」「おえらいわ」おみのはくすっと笑った...
山本周五郎「五瓣の椿」

...よくいッたものだと... よくいッたものだとの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...彼から逐一（ちくいち）聞いて... 彼から逐一聞いての読み方
吉川英治「宮本武蔵」

「くい」の書き方・書き順

いろんなフォントで「くい」