...まして万一を僥倖(ぎょうこう)して来た...
芥川龍之介 「妖婆」
...たんに心身の更生(こうせい)を僥倖(ぎょうこう)しうるのみならず...
有島武郎 「星座」
...揚子江を渡って杭州に行幸(ぎょうこう)した際のことであった...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...しかしこの成功が決して偶然の僥倖(ぎょうこう)によるものではなくてちゃんとした科学的な基礎の上に立つものであるということを知る人が少ないようである...
寺田寅彦 「北氷洋の氷の割れる音」
......
中谷宇吉郎 「雪」
...私はついこの間の卒業式に例年の通り大学へ行幸(ぎょうこう)になった陛下を憶(おも)い出したりした...
夏目漱石 「こころ」
...僥倖(ぎょうこう)によりて官途につき...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...億万中の一を僥倖(ぎょうこう)しても...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...行幸(ぎょうこう)を仰ごうという矢先だったもんだから県下一般...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...せめてもの僥倖(ぎょうこう)でした...
吉川英治 「江戸三国志」
...僥倖(ぎょうこう)にも...
吉川英治 「三国志」
...またとなき僥倖(ぎょうこう)を天が授けているといえる理由は――この荊州の国主劉表(りゅうひょう)が優柔不断(ゆうじゅうふだん)で...
吉川英治 「三国志」
...みかどの僥倖(ぎょうこう)であった...
吉川英治 「私本太平記」
...それは僥倖(ぎょうこう)でしたな...
吉川英治 「私本太平記」
...むしろ僥倖(ぎょうこう)のように気勢(きせい)をあげて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「桶狭間(おけはざま)の僥倖(ぎょうこう)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...何の僥倖(ぎょうこう)と思われるはずもない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わずかな禄米を――それも籤(くじ)を引くような僥倖(ぎょうこう)をたのんで行ったことになる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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