...まして万一を僥倖(ぎょうこう)して来た...
芥川龍之介 「妖婆」
...いかに万死に一生の僥倖(ぎょうこう)を得て...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...揚子江を渡って杭州に行幸(ぎょうこう)した際のことであった...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...結婚の当日伯母の怒りを買って古靴を投げつけられたのがかえって僥倖(ぎょうこう)になったという...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...僥倖(ぎょうこう)といえば僥倖ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中谷宇吉郎 「雪」
...万一の僥倖(ぎょうこう)だが犯人の頭位は見えた筈だ...
野村胡堂 「音波の殺人」
...僥倖(ぎょうこう)という外は無かったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これまた偶然の僥倖(ぎょうこう)なりといわざるをえず...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...悉皆(しっかい)偶然に出でたる僥倖(ぎょうこう)にして...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...わたしはこうして僥倖(ぎょうこう)を当にしていつまでも待つのが厭(いや)になりました」「随分己もお前も方々歩いて見たじゃないか」「ええ...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...せめてもの僥倖(ぎょうこう)としなくてはならない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この側から見ればF君は平凡な徼幸者(ぎょうこうしゃ)である...
森鴎外 「二人の友」
...顕(あら)わるる僥倖児(ぎょうこうじ)と後人に見られやすいが...
吉川英治 「黒田如水」
...「その程度でおすみなら万々僥倖(ぎょうこう)ではないか...
吉川英治 「三国志」
...けれどただ一つの僥倖(ぎょうこう)は...
吉川英治 「三国志」
...僥倖(ぎょうこう)をたのんでいた未決中の宮方公卿やその家族たちは...
吉川英治 「私本太平記」
...むしろ僥倖(ぎょうこう)のように...
吉川英治 「新書太閤記」
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