...園に向っていると変にぎごちない気分が先き立った...
有島武郎 「星座」
...ホイトマンの散文詩の樣なぎごちない口調ではあるが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ぎごちない恰好で現れたのは...
海野十三 「空襲葬送曲」
...怪物は機械のようなぎごちない歩きかたで...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...なんだかぎごちない動きかたをする...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...ぎごちない不態(ぶざま)な恰好(かつかう)は...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...吸物椀にぎごちない箸をつけていた作は...
徳田秋声 「あらくれ」
...ぎごちない丸髷姿では...
徳田秋声 「あらくれ」
...ぎごちない椅子にすわっていること...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...窮屈そうなぎごちない様子で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どことなくぎごちない固さが感ぜられて...
北條民雄 「道化芝居」
...「見えるか?」「ええ……」私はそういうぎごちない姿勢を続けながら...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...ぎごちない恰好(かっこう)ではあったが...
本庄陸男 「石狩川」
...可愛い生毛の生えた口許にぎごちないような微笑を泛(うか)べた...
宮本百合子 「刻々」
...あのぎごちない風をしている男は誰だい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それからぎごちない口調で訊(き)いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ぎごちない応答だった...
吉川英治 「私本太平記」
...ぎごちない脚で起(た)ち上がると...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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