...清一郎に対してきわめて同情的な噂だった...
高見順 「いやな感じ」
...きわめて気楽に気ままに書き流したものである...
寺田寅彦 「柿の種」
...今ではこれを製造するものがきわめてまれになったそうである...
寺田寅彦 「備忘録」
...きわめて不都合なことと言わなければならない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なおつづけて前進するだけの丈夫な気息をもってる者は、きわめて少ない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...口数がきわめて少なく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...弥之助も炉辺に傍聴して見きわめた事である...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...きわめて滑らかな波形をしている点であった...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...きわめて平凡な英国女であった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ブラームスはきわめて恬淡(てんたん)で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...きわめて模糊(もこ)たる印象を描いた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...なかなか厳重をきわめたものであった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あんまり泣きわめいたので...
堀辰雄 「巣立ち」
...泣きわめく女房――広海屋は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それはきわめて細心に行なっていることであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかもきわめて出来のわるい一個人の似姿を表わす...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その進みはきわめて静かであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...夜などはきわめて静かだったし...
山本周五郎 「新潮記」
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