例文・使い方一覧でみる「きれいに」の意味

...『折角（せっかく）こうしてきれいにしてあげても... 『折角こうしてきれいにしてあげてもの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...いつも髪だけはきれいに撫でつけていた... いつも髪だけはきれいに撫でつけていたの読み方
犬田卯「沼畔小話集」

...それから箒（ほうき）をとってそれをごしごしきれいに白くこすった... それから箒をとってそれをごしごしきれいに白くこすったの読み方
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...私は、綴方の事は、きれいに忘れて、学校から帰ると、花壇の手入れ、お使い、台所のお手伝い、弟の家庭教師、お針、学課の勉強、お母さんに按摩（あんま）をしてあげたり、なかなかいそがしく、みんなの役にたって、張り合いのある日々を送りました... 私は、綴方の事は、きれいに忘れて、学校から帰ると、花壇の手入れ、お使い、台所のお手伝い、弟の家庭教師、お針、学課の勉強、お母さんに按摩をしてあげたり、なかなかいそがしく、みんなの役にたって、張り合いのある日々を送りましたの読み方
太宰治「千代女」

...きれいにやられました... きれいにやられましたの読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「ワーニャ伯父さん」

...みんなきれいに樹皮をはがれて裸になって... みんなきれいに樹皮をはがれて裸になっての読み方
寺田寅彦「柿の種」

...きれいに櫛（くし）で梳（と）き上げた両鬢（びん）や... きれいに櫛で梳き上げた両鬢やの読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...すつかりきれいになつてゐないから... すつかりきれいになつてゐないからの読み方
豊島与志雄「ふしぎな池」

...四人は立ち並んできれいに片づいた書物を一応ながめた... 四人は立ち並んできれいに片づいた書物を一応ながめたの読み方
夏目漱石「三四郎」

...それをきれいに平らげて... それをきれいに平らげての読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...おなかがきれいになり切れないかもしれないから... おなかがきれいになり切れないかもしれないからの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...きれいに結末をつけようと願っていたこの女の意志も尊重しなかったことで...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...まぶしい気がするほどきれいになっていく人である... まぶしい気がするほどきれいになっていく人であるの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...もつれたところもなくきれいに筋がそろったまま横に投げやりになっている髪の色に少し青みのできたのも艶（えん）な趣を添えたと見える...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...不健康な疲れはきれいに無くなって... 不健康な疲れはきれいに無くなっての読み方
山本周五郎「竹柏記」

...拭き清めたようにきれいになっているが... 拭き清めたようにきれいになっているがの読み方
山本周五郎「夕靄の中」